メルボルンのオーストラリア・デー in 2023 (花火大会??

オーストラリアのカレンダーでは、 1月26日 は「 オーストラリア・デー 」で、祝日です。 以前にも、「 1月26日は侵略記念日とラム肉 (オーストラリア・デー) 」の📃記事で書きましたが、この日は、235年前の 1788年 にイギリスからの初の移民団が今のシドニーに上陸した日でオーストラリア政府からしたら建国記念日とされている日ですが、イギリス国家によるオーストラリア大陸の植民地支配が始まった日でもあります。 オーストラリア先住民である「First People (又は、First Nation)」(アボリジニとも呼ばれていた事もあります)からするとそれ以降何年も続いた植民地政府による大量虐殺や領土略奪、 1901年 のオーストラリア連邦政府設立後にも続いた先住民に対する非人道的な政策などの根源となる残念な日でもあります。 オーストラリア・デーにする事 といっても、この「オーストラリア・デー」、一般的なオーストラリア人にとって特に何かするという日でもなく、これまでは、オーストラリア各地で「オーストラリア・デー」を記念して、行政が記念行事として市内パレードと花火ショーを開催する位で、近年だと、オーストラリアの家畜業界団体の「 MLA (Meat and Livestock Australia) 」のテレビCMに感化されたのは確かではありませんが、「オーストラリア・デー」には知人同士で集まってBBQをするといった流行りもあるようです。 で、今年のメルボルンの「オーストラリア・デー」ですが、市内パレードの廃止が発表されました。 ビクトリア州による決定だったみたいで、代わりに市内にある広場「Federation Square」( 地図 )で喪と沈思 (mourning and reflection) のイベントが開かれるみたいですが、廃止については直前まで公表されていなかった様でちょっとしたニュースにもなっていました。 「 Andrews government quietly shelves Australia Day parade (アンドリュー政府がオーストラリア・デーのパレードをひっそり廃止に)」 - 21日 付 The Ageのニュー...