メルボルンのオーストラリア・デー in 2023 (花火大会??

オーストラリアのカレンダーでは、は「オーストラリア・デー」で、祝日です。

以前にも、「1月26日は侵略記念日とラム肉 (オーストラリア・デー)」の📃記事で書きましたが、この日は、235年前のにイギリスからの初の移民団が今のシドニーに上陸した日でオーストラリア政府からしたら建国記念日とされている日ですが、イギリス国家によるオーストラリア大陸の植民地支配が始まった日でもあります。

オーストラリア先住民である「First People (又は、First Nation)」(アボリジニとも呼ばれていた事もあります)からするとそれ以降何年も続いた植民地政府による大量虐殺や領土略奪、のオーストラリア連邦政府設立後にも続いた先住民に対する非人道的な政策などの根源となる残念な日でもあります。


オーストラリア・デーにする事

といっても、この「オーストラリア・デー」、一般的なオーストラリア人にとって特に何かするという日でもなく、これまでは、オーストラリア各地で「オーストラリア・デー」を記念して、行政が記念行事として市内パレードと花火ショーを開催する位で、近年だと、オーストラリアの家畜業界団体の「MLA (Meat and Livestock Australia)」のテレビCMに感化されたのは確かではありませんが、「オーストラリア・デー」には知人同士で集まってBBQをするといった流行りもあるようです。


で、今年のメルボルンの「オーストラリア・デー」ですが、市内パレードの廃止が発表されました。


ビクトリア州による決定だったみたいで、代わりに市内にある広場「Federation Square」(地図)で喪と沈思 (mourning and reflection) のイベントが開かれるみたいですが、廃止については直前まで公表されていなかった様でちょっとしたニュースにもなっていました。

例年、オーストラリア・デーの市内パレードと花火ショーに並行して「侵略記念日デモ (Invasion Day Rally)」といったデモ行進もあったのですが、喪と沈思のイベントが開催される事で新な局面でも迎えるのでしょうか。。

First peopleからしたらなんでこの日にパレード?という考えは理解出来るのですが、上の発表に関して現州政府野党のビクトリア州自由党の党首が「(パレード中止に対して) 失望した」などとコメントしていて、あくまでも個人的な意見ですがまた時代の流れに着いていけてない人が党首になっているなと思いました。。。


花火ショーは??

オーストラリア・デーの花火ショーについてはまだ発表がないのですが日数的にはもう数日しかないので中止になるとしか思えないのですが。 (花火ショーの開催情報や開催に関係する通行止め情報などは事前に告知する必要が・・)

👇下はオーストラリア・デーの3日前、付のOnlyMelbouneのオーストラリア・デー花火ショーについてのページのスクショになりますが、例年行われていたドックランドでの花火ショーについての情報は未だに「未確認」となっています。

23日付のOnlyMelbourneのオーストラリア・デー花火ショーのページ

因みに、シドニーの2023年オーストラリア・デーの花火ショーは決行の様です。



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