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不要不急の外出とロックダウンとソーシャル・ディスタンシング

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オーストラリアでは 3月31日 に不要不急の外出の禁止命令が出て事実上のロックダウン状態になってから2週間ちょっとが過ぎましたが、ここ数日間、オーストラリア国内で確認されたCOVID-19感染者の増加も一日当たり100人以下に減少してオーストラリア国内においては爆発的な感染増加の第1波はどうにか避けられたみたいです。 でも、現時点ではこれで禁止命令を緩めれるという状態でもなく、最低でも6ヶ月はロックダウンを続けなくてはいけないかもしれないという専門家の意見もあるみたいです。 といっても、ロックダウンをこのまま6ヶ月も続けるというのも国民の精神面でも現実的ではないのでオーストラリア政府としてはどうにか解決策を見つけたいという状態だそうです。。。 オーストラリアでの感染予防策 現在 、COVID-19感染防止策としてオーストラリア政府が主に呼びかけているのは: うがいと20秒以上の手洗い 咳・くしゃみエチケット 他の人の1.5メートル以上のソーシャル・ディスタンシング (*) プラスで「健康であればマスク(特にN95)の必要はない」。 最初の2点は日本でも言われていますが、それ以降は日本で良く言われている予防策とは違っています。 (*) 州によって違うかもしれませんが、ビクトリア州ではソーシャル・ディスタンシングを守っていない場合は最高$20,000の罰金 (約140万円@$1=70円)が科せられる場合もあるみたいです。(👉 dhhs 、 VIC.GOV.AU ) ソーシャル・ディスタンシング (Social Distancing) 日本語だと『 ソーシャルディスタンス (Social Distsance)』と書かれる場合もある様なのと、「社会(的)距離」とも訳されるみたいですが、英語の『 Social Distsance 』の意味は「知らない人やグループとの距離」という意味になります。 物理的な距離も含めば心理的な距離や社交場の距離として使われる場合もある様ですが、あくまでも距離の事で、『 Social Distancing 』の意味する「他の人から特定の距離を保つ」という意味はありません。 オーストラリア政府のツィートより

オーストラリア国内での政府の対応 (COVID-19)

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オーストラリアには6つの州: クイーンズランド (QLD)州 ニュー・サウス・ウエールズ (NSW)州 ビクトリア州 (VIC) タスマニア (TAS)州 サウス・オーストラリア (SA)州 ウエスタン・オーストラリア (WA)州 があります。 この他にウルルのある ノーザン・テリトリー(NT) 、と首都のキャンベラがある 首都特別地域(ACT) など (*) がありますが、NTとACTは「州」ではなく、「テリトリー(地域)」として区別されています。 (*) オーストラリアのテリトリーは全部で10個あるみたいですが、オーストラリア本土にあるテリトリーは3つで、NT、ACTの他にもう一つ、「 ジャーバス・ベイ・テリトリー (Jervis Bay Territory) 」がキャンベラから東に約100kmの所でオーストラリアの東海岸線上にあります。 シドニーからだと南に約100km、ウーロンゴング(Woollongong)よりも南にあるナーラ(Nowra)の少し南にある半島の一部になります。 ほとんどが国立公園になっているみたいですが、首都があるACTが内陸にあって海へのアクセスがないという理由で第一次世界大戦中だった 1915年 にジャーバス・ベイ・テリトリーが作られたみたいです。 オーストラリア連邦 (Commonwealth of Australia) オーストラリアはこれらの州とテリトリーの連邦国で、合衆国と同じ様に個別の州とテリトリーがまとまって一つの国になっているので、オーストラリアの首相は各州の取りまとめ役といった感じになります。 テリトリーは州とは違って国の管理下になるみたいですが、現在では人口の多いNTの行政に限ってはほぼ州と同じ様な管理体制となっているそうです。 州は国によって統一されているという事でもないので、国レベルで定めた法律でも州レベルでは反論する事も出来るみたいなのですが、逆を言えば、6つの州が同意すれば国としては素早く動く事が出来る場合が多い模様です。 ナショナル・キャビネット (National Cabinet) 2020年 のCOVID-19のパンデミックに関しては、オース