メルボルンが寒いと文句がある人はメルボルンに住むべきじゃない
最近見かけたSNSの投稿に、 “「メルボルンが寒い」みたいな不満を言っている人は他の国や州に移動すべき” みたいな事を言っている投稿がありました 。 多少、過激発言なのかもしれませんが、 “メルボルンは南極が近いので、南極から冷たい風が吹くこともあって、そもそも南極から暖かい空気が吹いて来たら地球は終わりだろう” といった事も書いてあって、まさに同感でしたw。 グレート・オーストラリアン・バイト 気象予報士の資格など持っていないので各地の天気をすべて把握している訳ではありませんが、オーストラリアだと基本、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州の境目よりも緯度が南にあると 偏西風の影響 で天気は西から東へ(➝)と流れます。 なので各州の天気予報を見ていると、大雨や熱波が、ウエスタン・オーストラリア州 (主にパース周辺) からサウス・オーストラリア州へ、そしてビクトリア州へと西から東へ移動していくのがなんとなくわかると思います。 オーストラリアの内陸には砂漠があるのでそこで温まった風が東へと吹くのに加えて、ビクトリア州の西の海岸線に面して、 『グレート・オーストラリアン・バイト (Great Australian Bight)』 又は、 「グレート・バイト」 と呼ばれるの海域があります。 (Googleマップでは翻訳されて「グレートオーストラリア湾」になっています。) グレート・オーストラリアン・バイト (Great Australian Bight) このグレート・バイト上には高気圧が良く張り出すので、西から流れてくる低気圧や南極からの海流による冷えた空気を高気圧の南側 (地図の下方向) に押しのけます。 この影響で、サウス・オーストラリア州 (又は、南オーストラリア州)では晴天が続くことが多いのと、夏場は熱波が数日間続くことが普通みたいです。 2025年12月26〜27日の衛星画像 (ループ): グレート・バイトの下を左から右へと低気圧が移動していますが、グレート・バイトに張り出している高気圧によって、雲がグレート・バイトにかかる事はありません...