1月26日は侵略記念日とラム肉 (オーストラリア・デー)

オーストラリアでは、 1月26日 は『 Australia Day (オーストラリア・デー) 』という日本で言えば建国記念日みたいな祝日になっています。 何故この日かというと、キャプテン・ジェームス・クックがオーストラリアを 1770年 に発見した後に『 First Fleet (ファースト・フリート) 』と呼ばれる移民船団がイギリスからオーストラリアに向かって、 1788年1月26日 にSydney Cove (シドニー・コーブ: シドニーのオペラハウスがある場所の直ぐ横)に上陸してイギリスの植民地と宣言した日に由来するそうです。 でも、この日を境に植民地開拓者によるアボリジニー(先住民)の大量虐殺が始まった日でもあり、オーストラリアの暗い過去の始まりでもあります。 1月26日 は別名、『 Invasion Day (侵略記念日) 』や『 Survival Day (生存記念日) 』とも呼ばれ、近年では、この日をオーストラリア・デーとして祝うのはどうなのかといった意見がメディアで取り扱われる様になっています。 (昔はメディアが近年ほど騒いでいなかっただけで、オーストラリア・デーの日付を問題視するデモ行進とかは大昔からあった様です。) オーストラリア・デーには シドニー・オリンピックのあった 2001年 前後だとオーストラリア・デーは単なる休日で、夜にはオーストラリア・デー記念の花火があるので都心部に住んでいればそれを見に行く程度の休日だった気がします。 しかも、当時は「何故 1月26日 がオーストラリア・デーなのか」といった話も別に日常的な話題としては取り上げられていなかったかと。 メルボルンでの 去年(2020年)のオーストラリア・デー の花火は、年末から続いていたビクトリア州の山火事で消火活動をがんばっている消防隊を考慮して中止になりましたが、オーストラリア・デーの花火は今だにこの日のイベントの一つとなっています。 でも最近は、知り合いとかと話していて思うのは、徐々に『オーストラリア・デーにはBBQ』をというのが少しずつ広まっている様に思えます。 個人的に思うのは、大昔にサム・ケコビッチ(Sam Kekovich)という元オージーフットボール...