身に覚えのない住所変更。(詐欺?)

送られてきた住所変更シール

先日、手元に運転免許証の住所変更シールが届きました。

でも、住所変更していません

たぶん、ハッカーか、暇な人がやった嫌がらせなのでしょうか。。

正確には「クラッカー」が正しい表現です。


免許の住所変更

日本だと必要な書類を持って、管轄の警察署や免許センターなどに行って住所変更をして免許証のICチップのデーターの書き換えてもらえば良いみたいですが、(オーストラリア) ビクトリア州の場合だと住所変更はオンラインで出来ますが、後日、住所が印刷されたシールが送られて来るのでそのシールを運転免許証の後ろにある所定の位置に貼るというシステムになっています。

日本の方法と比べるととても旧式なやり方かもしれませんが、オーストラリアの場合は都市部から離れた場所に住む人の場合は、最寄りの (派出所とかではなく) 警察署までかなりの距離があったりするので、土地が広く、人口が都市部に集中しているオーストラリアには適した方法なのかもしれません。

昔は、住所変更ならは、免許局のサイトで免許番号や確認の為のいくつかの個人情報があれば誰でも変更が出来たので、安全面上では最悪だとは思っていましたが、最近、オーストラリアでは大きな個人情報の流失があったのでその情報を使って誰かが住所変更をしたのかもしれません (?)


オプタスとメディバンクの情報漏洩

2022年はオーストラリアの携帯電話会社のオプタスと健康保険会社のメディバンクで大規模な個人情報の流出がありました。 現在はどちらの会社も使っていませんが、オプタスは5~6年前、メディバンクは高校生の頃の大昔に使っていました。

オプタスの場合、現在の顧客情報だけでなく、過去の顧客情報も流失したというニュースがあったので、今回の件は、可能性からするとオプタスから流失した個人情報が使われた結果なのかもしれません。 幸い、現在は違う携帯番号を使っているなど、オプタスと契約があった頃の情報は少し古くなっている為、流出した情報だけでは使い物にはならないはずです。

そもそも、住所変更といっても、違う住所に変更ではなく、住所はそのままで、表記を変更しただけで、詐欺目的というよりは、本人に届けて事を大きくする、又は、シール発行にかかるコストを無駄に浪費させるのが目的だったのかと想定します。 (それか、大丈夫だと思わせて次の行動に・・・)


2段階認証

今回の見覚えのない住所変更があった件で、免許の再発行の方法を確認しに、普段行くことない免許局のサイトに行った処、読み取れた情報だと、運転免許証の再発行には$113.90がかかる様で、これで発行される免許証は4年間有効みたいです。

オプタスの情報漏洩の被害にあった場合は無料で再発行されるのかと聞いた覚えがあったのですが、サイトには被害者には代わりの免許証が段階的に送られるといった情報はありましたが、免許局からの連絡待ちという様な内容でした。

再発行は見送って後日電話をする事にしましたが、ついでに免許局のアカウントを設定して2段階認証を有効にしました。


オーストラリアの免許局は、日本の運転免許を切り替えたり、新しい車を買ったとかなら訪れる場所ですが、運転免許の有効期限が10年だったり、義務で定期的な車検をしないといけないという法律も無い州なので (確か義務があるのはNSW州だけだったかと)、とても久しぶりで、確か以前のにはログイン出来るシステムはなかった様な気がします。

オンラインで設定をして、携帯に送られて来た番号で認証が完了するシステムでしたが、携帯の番号も第3者に知られていたらまた別の攻撃があったのかもしれません・・・

無事に設定は済みましたが、2段階認証は義務ではなく、オプションでの設定になっていました (!!)。

スマートフォンを使っていないとか、操作が難し過ぎるという人口への配慮なのかもしれませんが、まだまだセキュリティーの穴があるといった感じです。


因みに、個人的には、この2段階認証があまり好きではありません。

携帯を持っているを前提にしたサービスなので、携帯を失くすとアクセスが出来なくなります。

いつも家の近くにいるとかなら良いのですが、特に海外で移動中だったりすると地獄です。

オーストラリアの身分証明証なら、短期の旅行中に紛失したとしても再発行後の受け取りは帰国後になると思うので問題がありませんが、これがクラウドやメールのサービスだったりすると手元に何もない状態で対応するのは至難の業になります。

住みにくい世の中・・・



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