投稿

12月, 2020の投稿を表示しています

オーストラリアの海外留学生の受け入れは。。

イメージ
今年3月 のオーストラリアの国境の閉鎖後、現時点でもニュージーランドからの旅行者を除いてはオーストラリア国籍・永住権保持者以外は原則としてオーストラリアに入国が出来ない状態が続いています。 現時点 ( 2020/12/19 )ではオーストラリア国内の市中感染(地域感染)はゼロ。。。。 ではなく 数日前にシドニー北部での市中感染クラスターが確認されて、シドニー北部はロックダウン、 12月11日 以降に感染クラスター発生地域から他の州を訪れているの旅行者は州によっては滞在先で自己隔離処置などを求められたりと少し混沌としています。 感染者から採取したウイルスのゲノム検査の結果では 12月1日 にUSからシドニーに到着した帰国者から採取したウイルスのゲノムと一致したみたいですが、そこからシドニー北部へと感染がどう広まったかは現時点ではまだ解明されていないそうです。 オーストラリアには認可されたCOVID19ワクチンはまだなく、ワクチンの接種の開始は早くても、 来年3月 だろうと言われています。 そもそも、人口のある程度の割合がワクチンを摂取しないと感染防止効果は見込めず、多くの人口にワクチンが行き渡るのも来年末という見方もあって、海外の多くの国と比べるとCOVID-19感染者数が劇的に少ないオーストラリアですが、2021年もまだまだ感染防止対策の徹底が必須になりそうです (COVID Safe いわゆるニューノーマル。。)。 また、この国境封鎖で海外からの旅行者、留学生や短期労働者がオーストラリアに入国が出来なくなっていますが、これまでに海外から旅行者/留学生にサービスを提供していたビジネスや、短期労働者を雇用してきたビジネスに経済的な打撃も出ているそうです。 現在住んでいる都市では、過去に海外留学生や旅行者が使っていたシェアアコモデーションでは需要の減少で家賃の値段崩壊が起きていて、既にオーストラリア国内にいる海外留学生には都合の良い状態にはなっていますが、他の海外留学生/旅行者向けのサービスの終了や価格変動などもあったり、可能性からすると海外留学生の減少で閉校する学校や大学も出て来てもおかしくは無いと思うので、オーストラリアの国境閉鎖が長期化しない事を望んでいます。。 2020年3月 国境封鎖

『COVIDSafe』 オーストラリアの濃厚接触者追跡アプリのその後

イメージ
日本の厚生労働省の新型コロナウイルス接触確認アプリ『 COCOA 』のオーストラリア版と言える『 COVIDSafe app 』ですが、 今年の4月 のリリース以降、特にこれといった結果を出しきれていないみたいで、クリスマス前に大改良を加えられたバージョンにアップデートされるみたいです。。 ( 📃 11月30日 のメディアリリース「A stronger COVIDSafe app for Australians」 ) COVIDSafeアプリの成果?? COVID-19ウイルスは人から人への感染力が強く、現時点ではまだ効果的な治療法やワクチンがまだ確立されておらず、死亡率もゼロではない為、爆発的な流行を抑えるのには感染者の隔離との濃厚接触者の把握が重要になります。 その把握に必要な追跡調査のツールとしてオーストラリア政府は、シンガポール政府が開発した濃厚接触者追跡アプリにも使われたオープンソースの『 BlueTrace 』というブルートゥースを使う検知技術を元にして、『 COVIDSafe 』というiPhoneとAndroid版の濃厚接触者追跡アプリを開発して、 今年の4月末 に公開しました (👉関連記事『 オーストラリアのCOVIDSafe携帯アプリ 』)。 公開当時は数日間で200万のダウンロードがあって良好なスタートを切ったみたいですが、半年過ぎた 10月末 の時点ではアプリの登録数は700万+止まりで、現時点でも効果的な追跡に最低でも必要と言われている人口の40%をカバーする登録数には達していないみたいです ( 2016年 のオーストラリアの国勢調査の結果では国内の人口は2340万人だったので、その40%と言うと1000万人近くという数になります)。 また、このアプリを使って確認された濃厚接触者の総数は80人で、 その内の17人(約21%) は濃厚接触者追跡調査チームの聞き取りでは浮上せず、アプリのおかげで特定出来た人数だそうです (👉 📃 11月30日付け Brisbane times 、 📃 12月01日付け ABC News )。。。 17人という数字は少なく思えますが、アプリが公開された4月末の時点ではほとんどの州で第

さようなら シャークフィン・ハウス (今更)

イメージ
コロナ禍以前には、事があるごとにお昼の飲茶(ヤムチャ)を食べに行っていた、メルボルンの中華街の「 シャークフィン・ハウス (Shark Fin House) 」、数日前に通りかかった時、このコロナ禍で閉店していた事を知りました😥😥。。。 このお店、飲食フロアが4フロアもあるメルボルンでは大型になる店舗で、夜間は中国国外にある一般的な中華料理店として営業していましたが、昼間は、メニューでオーダーするのではなく、フロア内を周る給仕が押しているトローリーから点心を選ぶといった、古式の飲茶ランチを提供している香港系の中華レストランでした。 FOR LEASE メルボルンで初めてCOVID-19の感染が確認されたのは 今年の1月 末ですが、Google検索で見つけた 記事 (📃Broadsheet) によると、シャークフィン・ハウスは 今年2月 の時点で既に客足が80%も減少していたのを理由に1989年開店からの31年の歴史に幕を閉じていたそうです。 長い事ロックダウンの続いたメルボルンでは市内を歩く機会もあまりなく、シャークフィン・ハウスが閉店した事も知らないまま過ごしていて、ロックダウンが終った後に、何気なく歩いていた中華街でこのお店の店頭に「 FOR LEASE 」という日本では「テナント募集」と言う意味の大きな看板が目に入って来た時に閉店を知ったので、かなりショックでした。 シャークフィン・ハウス お店の名前が、「シャークフィン(食馬先)」、日本語で「フカヒレ(鱶鰭)」とも呼ばれる中国の高級食材に由来しています。 でも、フカヒレは高値が付くゆえ、原料となるサメの背びれを切り取ったサメの本体の単価が背びれに比べて格段に低い為、サメの本体は海に捨ててしまうという フィニング(Shark Fining) という漁が一部の地域で横行する為もあって、非人道的と悪名が高く、食べる事によってフィニングを助長するという事で「シャークフィンは食べたくない」と拒む知識人もいます。 お店の名前になっているだけあって、フカヒレを使った料理も扱っていて、昼間の飲茶でもトローリーに乗って周って来る事もありました。 個人的にはフカヒレの旨みを理解し切れていないのか、食材としての良