ウニ、海胆、海栗、Sea Urchin (In ビクトリアマーケット

最近行く機会があまりなかったメルボルン市内のクィーン・ビクトリア・マーケット (Queen Victoria Market)に、先日久しぶりに立ち寄る事ができました。


ビクマでウニ発見

シーフードを売っているエリアを歩いていたらなんと、ウニを発見!!

クィーン・ビクトリア・マーケットでウニを発見

洗われたやつ(Cleaned Sea Urchins)には1つ$9.90の値札が付いていましたが、開いてない活ウニ丸ごとの値段はが表示されていませんでした。お店の人に聞くとキロ$15.6。以前に買った事もなかったので安いのか高いのかも判りませんでした。

Urchin: 中世英語でhedgehog (=ハリネズミ)の意味
Sea Urchin: 海のハリネズミ 👉つまり『ウニ』という事らしいです。

因みに、さばいてないウニは漢字で『海胆』又は『海栗』。
ウニの殻から取り出した卵巣・精巣もウニですが、漢字では『雲丹』なのだそうです。


買ってみた

試しに活ウニを1つ買ってみましたが、重さは1つ355gで$5.50でした。

ビクトリア州の水産業を管理するVFAのサイトのページによると、ビクトリア州では現在、黒ウニ (Centrostephanus rodgersii) か 白ウニ (Heliocidaris erythrogramma)の2種類しか商業的に水揚げさていないみたいなので、他の州からのウニでなければ、このウニはきっと『Centrostephanus rodgersii』という名前の黒ウニです。

Unopened sea urchin

上の写真の右下の定規は無印の15cm定規ですので、それなりの大きさのウニです。


さばいてみた

今までウニをさばいた事はなかったのですが、ネットの情報を参考にとげの生えてない側の周りをハサミでバキバキと切って中央にあるクチバシとその周りを取り外しました。

ウニの中身は中央のクチバシを中心に5つの房に分かれていて、各房に黄色の食べれる身の部分(精巣又は卵巣)が入っていました、ものすごくスカスカでした😓。。

閲覧注意: 下の画像はクリックすると大きく表示されますが、魚介類を下ろす事がない人には少しグロイかもしれませんので注意です。

ウニを開いたところ
開いたところ。。。
黄色い部分しか食べれません。
食べれない部分...
食べれない部分😢

中に黒いつぶつぶが見えますが、食べられる物ではないみたいです。

日本だと天然ウニの旬の季節は6~8月みたいで、その時期だと産卵の数か月前で栄養が蓄えられていておいしいそうです。。オーストラリアだと季節が半年違うはずなので今ではなく12月~2月が旬のはずだと思うのですが。。

塩水で洗います

殻から身を崩さない様にスプーンですくって、500mlの水に20gの塩を溶かして作った塩水に浸けて洗います。

混じっている黒い物体(ウニが食べた昆布らしい)を丁寧に箸でつまんで取り外します。


水をきって終わりですが、随分と量が減りました。

洗った後のウニ

取れた身は量ってみると50gにしかならなかったので100gあたり$11の計算になります😱😱。ビクトリアマーケットで見かけた洗浄済み海胆は$9.99でしたが、量的にウニ2個分に近いと思うので(予想)、新鮮さを求めなければそっちの方がコスパは高かったみたいです。


味わってみた

今回はマーケットで手に入れたリーズリングの白ワインと一緒に食べてみましたが、ウニはほんのり甘い味で、良くあるミョウバン漬けの発色の良すぎる板ウニよりは全然上品な味でおいしかったです👍👍。

Cleaned sea urchin with Riesling

でも、上品な味だけにウニ自体はそこまで強い味がしないのと量も少なかったのでクラッカーとか他の食材と合わせたらウニの味が引き立てられたかも。。またウニを食べる機会があったら付け合わせも良く考えてみたいと思います。


付け加えて

後日、サウスメルボルンにあるサウスメルボルンマーケットにも行けたのですが、こちらでは、すでに処理されたウニのみが店頭に並んでいました。 お店の前には海外からの観光客とみられる人々が行列していて、主に生牡蛎を買い求めて食べていましたが、ウニもそれなりに売れていました。

サウスメルボルンマーケットの処理された雲丹 - 1
サウスメルボルンマーケットの処理された雲丹 - 2

違うお店の写真ですが、値段は何故か$9.99に統一されています。。



コメント

  1. はじめまして。日本からです。
    同じ「つぶやき」カテでご一緒しているすみれです。
    「Neutralに生きる」っていうタイトルです。
    貴ホームページを覗いてみたら、メルボルンのことが書いてあってコメントしました。

    数年前にメルボルンで国際学会があって行きました。(一応研究者してまして)
    市内散歩で、メルボルン博物館を見学した後、
    クィーンビクトリアマーケットにも立ち寄りました。
    ブログを拝見してとても懐かしさを感じました。
    私、ウニが好きなんですよ。
    殻から身を取って食べたことはないですが、美味しそうですね。

    では、同じカテゴリーでよろしくお願いいたします。


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    1. すみれさん、初めまして、コメントありがとうございます。
      日本の都会によくあるお寿司屋さんのウニとは全って美味しかったです。日本でも、ウニの産地まで足を運べれば、目の前で開いてもらって食べられる処もあると思うのですが、それ以降普通のお寿司屋さんでウニが食べられなくなる危険もありますのでw

      こちらこそ、よろしくお願いいたします。

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