ビクトリア シークレットではなくビターな香水

注: 香水についての記事です!!

ビクトリア ビター (VB)

日本でも見かける事があるみたいですが、メルボルン/オーストラリアを代表するビールに『ビクトリア ビター (Victoria Bitter)』、略して『VB』と呼ばれるラガービールがあります。 『CUB』又は『Carlton United Brewery』というメルボルン発祥のビール工場が生産していますが、数年前にアサヒビールに買収されて、現在はアサヒビール傘下に入っています。

オーストラリアのビールでは国内シェアが十数パーセントあって割と高いみたいですが、個人的には、メルボルンに住んでいるからなのか、あまり飲む機会のない飲み物で、他に選択肢があれば他のラベルの物を選んでしまいます。 昔、メルボルンで勤めていた会社に一人だけVB信者とも言っても過言ではない様な愛好家の従業員がいましたが、職場の仲間で飲みに行っても、他の従業員は出来れば避けたいといった感じでした。 メルボルンの酒屋には絶対置いてはあるといっても良い商品だとは思いますが、(メルボルンの)レストランやパブによってはVBをあえて置いていない店も多く、バーカウンターでVBを『タップ』と呼ばれる生ビールで提供しているお店になるとかなりレアになります。

因みに、旅行で他の州に行った時には目にする記憶が多いので空港や観光地には置いてあるといった飲み物なのでしょうか??


VBは、カタカナ表記だと『ブイビー』になりますが、英語発音の場合は『V』と『B』との発音の違いがしっかり出来ていないと英語では通じにくい名前です。 なので、オーストラリアのバーやお店で、『ブイビー』とカタカナ発音で注文してしまうと、理解されないか、思っていた物とは全く違う物が出てくるといった商品の一つでもあります。


あの宣伝

オーストラリアではアルコール飲料のテレビ宣伝が禁止を放送出来る時間が規制されているので、最近はテレビCMで見る機会はありませんがが少ない気がしますが、昔は長い期間『A hard earned thirst needs (以下省略)』というコピーでテレビ宣伝がされていました。 日本語には『仕事上がりの喉を潤す冷たい (以下省略)』と訳しても良い様な宣伝コピーですが、このコピーと宣伝のテーマ曲がずっと同じで、宣伝のイントロで「あ、あの宣伝だ」と判る仕上がりとなっていました。

テーマ曲はにリメイクされたの西部劇映画「The Magnificent Seven (荒野の七人)」のテーマソングにとても良く似た曲なのですが、「VBの宣伝のテーマ」という以外に特に名前は付いていないみたいです。。。

テーマ曲の名前をGoogle検索していた時に、📃Brew News『The story of the iconic VB Big Cold Beer ad』というこの宣伝のメイキングについて広告制作会社の人がに語った話を記した未公開記事を掲載した付けのネット記事を見つけたのですが、その記事によると、に録音したテーマ曲とナレーションが最高の出来だったとの事で、リマスターなどを加えながらまで使い続けていたみたいですが、には当時の収録環境を再現して収録したというこだわりがあった様です。

には違うタイプの広告になった様ですが、今でもこの宣伝のテーマ曲を聴くとパブロフの犬に近い条件反射で「あ、あの曲だ」と頭に浮かびますw (唾液は出ていないと思いますが。。)


このブログにはお酒の宣伝を貼れない制限があるので、どの様なテレビ宣伝だったのか気になる方は、次のリンクでVBの宣伝を検索してみて下さい: 👉「VB ad」をGoogleサーチ

コロナ禍のビクトリビター(VB)の香水

確か辺りにリリースされたと思うのですが、上記のVBの香水があります。 『THIRST (喉の渇き)』という名前で、『A Scent By VB (VBからの香り)』というサブタイトルが付きます。

Chemist Warehouseという薬局のチェーン店が取り扱いをしていましたが、だと、メルボルンでは大惨事宣言 (State of Disaster)が発令されていて、ステージ4のシャットダウン中で8PM~5AMの夜間外出禁止令が発令されて4つの条件以外の外出が禁止、外出も半径5km圏内に制限されていて、俗に言うロックダウン下にありました。 薬局は開店していたので在庫があれば買えたはずですが、ネットで確認した限りではメルボルンにあるどの支店にも入荷はされていない様で「在庫切れ」になっていました😢😢。


香水の宣伝

因みに👇はVBの香水の宣伝動画ですがHarley Breenというメルボルン在住のコメディアンが主演になっています。

Thirst. A scent by VB. via TLA Worldwide by AdNews Australia

動画内で蓄音機から流れる曲がVBの宣伝のテーマ曲で、ナレーションもVBの宣伝のナレーションのスタイルになっていますが、ビールではなく、香水の宣伝なので「My heard earn thirst needs a Big Cold .... 」とオリジナルの宣伝では「ビール」と言っていた部分が無音になっています。


又、オマージュなのかパロディなのかは分かりませんが😇、ジョニーデップの出ていたクリスチャンディオールの香水の宣伝に大変良く出似た出来になっています。。

Dior SAUVAGE featuring Johnny Depp | Sephora by Sephora

ビクトリア ビター(VB)の香水

先日、Chemist Warehouseのオンラインショップでいくつかの商品を注文する機会があったのですが、たまたま見かけてしまい、メルボルンの支店に在庫もあったので、香りチェックもせずにネタとしてポチッと買ってみました。

箱

VBカラーの緑色の箱の中央にはロゴ、下の方に『THIRST』と名前が入っています。 値段が$24.99 (約2100円@豪州$1=84.2円)だったのでトワレかと思っていましたが香水75ml入りの様です。


箱

この角度から見る箱の右上には「MADE WITH VB SUPER PRIDE HOP」とあるので原材料にはVBのホップが使われているという事なのでしょう。。

EAU DE HARD WORK」と、、「PERFUM」でも「TOILETTE」でもなく。。


ボトル

大きさはVBの375mlボトルのよりは全然小さいですが、ボトルの形で王冠の部分まで再現されています。


香り

肝心の香りですが、(あくまでも個人的な感想で)落ち着いた年配の感じの香りで、さわやか系の香りを好む自分としては不慣れな匂いでした。。 あくまでも個人的な感想なので、気になる方はもしも試供が出来るボトルを見かけたらまず試してみて下さい。

でも、この香りを嗅いでVBを想像できるかは不明です。



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