メルボルンで部屋を探してみた Part-3: 野放しの住まいクラシファイド

オーストラリアでは、部屋の家賃がいまだに高騰していて、借りる時の競争率もかなり高い状態にあるみたいです。

ただ、日本人向けのSNSコミュニティやクラシファイドなどの宣伝をみていると、最近はオーストラリア在留者の数が以前よりも少なくなったのか、同じ宣伝が以前よりも長い間掲載されていて、供給が需要を上回っている印象もあります (あくまでも個人的な感想です)。

メルボルンのどこかのタワマン

話は少し変わりますが、その昔、SNSコミュニティでの部屋探しがそこまで一般的でなかった頃は、ネット上だとオンラインのクラシファイドのサイトでの部屋探しが普通で、日本人向けのクラシファイドも数多くありました。

今でもそれらのクラシファイドのいくつかは消えずに残っていますが、多くは新しい掲載がなくなって、掲載内容が動いていない状態になっています。

ビクトリア州の物件を扱っている日本人向けのクラシファイドに限定すると、現在では次の2つが唯一まだ動いているといった感じがします。

  • 日豪プレス クラシファイド 住まい (accommo)
  • Jams TV クラシファイド 住まい・シェア

動いているといっても、ほとんどは更新日時だけが更新されてリストの上の方に移動しているという宣伝が多く (※多くあるというだけで全ての宣伝がそうだとという意味ではありません。)、初投稿から数年も経っているのに日時更新だけでぐるぐる回っている宣伝もあります。。。

これらのクラシファイドの宣伝を一通り閲覧して思ったのですが、初見でこれはおかしいと思う宣伝がいくつかあったのと、少しネットで検索したら詳細がおかしいといった宣伝が数多くありました。

上記のクラシファイドではもう長い間、「住宅詐欺の宣伝には注意しましょう」という注意勧告が表示されていますが、現状としては詐欺の広告は他の広告に混じって普通に存在しているという印象を受けました。

たぶん、そういった事をふまえると、SNSの部屋探しコミュニティと比べたらクラシファイドの実用性が低い理由なのかもしれません。。。

ひとつ先に、これから家や部屋を借りようと思う人への注意点として、「こういう場合は詐欺だ」という事は言えても、「そうでない場合は安全」とは必ずしも言いきれず、却って詐欺をする側は安全だと思わせる事を常に模索しているはずなので「○○だから絶対安心」とは簡単に思ってはいけないと考えた方が良いと思います。


とりあえず、良くあると言われいる詐欺の方法について:

ボンド先払い詐欺

オーストラリアで不動産屋経由で家や部屋を借りる場合は、契約時に「ボンド」と呼ばれる保証金と1か月分の家賃を払わないと家又は部屋の鍵をもらえないのが一般的です。

また、部屋を借りる時は事前にその部屋の内見に行き、実際に借りたい物件かどうかをとりあえず確認するのが普通で、保証金となる「ボンド」は内見の時や前ではなく、契約の時に払うのが普通です。

なので、内見をする前に高額のボンドを払わないといけないという事はありません。

(※ 借りる側が内見は必要が無いと同意すれば内見は省略出来るとは思いますが、家・部屋がどんな状態になっていても借りる側の自己責任になります。)


でも、そういった事にあまり慣れていない人をターゲットにしているのかと思いますが、割と前から「今、海外にいるから鍵を送るのでボンドを先に払って下さい」などと言って高額のボンドを先払いさせて、実際は鍵は送られてこないという詐欺が報告されている様で、上記のクラシファイドのページには「内見なしでは家賃やボンドを払わない様に」といった注意勧告が以前から出ています

※: ただ、関係者でもないので、どれくらいの人が被害にあったとか、これまで被害総額はいくらかといった情報は見た事はなく、また近年でもまだ頻繁に起こっている事なのかどうかという情報も把握していません。



以降は上記のクラシファイドで見つけた詐欺と思われる宣伝について:

実際にある宣伝の名前やURLをここで晒してしまうと、ある意味詐欺師に改善点の案を与えてしまうのでしませんが、それらの宣伝がなぜおかしいと判断出来るのかだけを紹介しておきます。


存在しない住所、存在しないストリート番号

上記のクラシファイドには物件の住所を記載している宣伝が多数ありますが、この場合は、住所をコピペ検索してそれが実際に存在する住所かどうかを確認する事が出来ます。

加えて、グーグルのストリートビューを使えばその住所に宣伝の物件を画像で確認出来る場合があります。 (本当につい最近出来た新築の建物の場合はストリートビューで確認出来ないかもしれませんが、その場合は、実際にその住所に出向いてみるのも良いかもしれません。。)

その物件の住所が存在したとしてもまだ安心できませんが、存在しなかった場合は即座にNG判定することができます。


上記のクラシファイドでも、実際には存在しない住所を記載した宣伝が現在でも複数掲載されています。

土地勘がある人なら「この地域にこの名前のストリートは存在しない」と直ぐに分かるような嘘の住所の宣伝もあれば、ストリート名までは間違っていなくても、記載されているストリート番号が存在しないという住所の宣伝もありました。

多分、メルボルンの土地勘がある人やネットで下調べをする人には怪しい物件だと気づかさせて嫌厭させ、それでも見抜けない人をカモにしようとする試みではないでしょうか? 嫌ですね。

あと、存在しない住所なので内見をする事自体も難しいので、上記のボンド先払い詐欺になる様な気がしますがどうなんでしょう?


別の物件の画像が使われている

オーストラリアで一般の不動産を売りに出す際には、照明付きの大きな看板を立てたり、見学者に渡すパンフレットを刷ったりする他、ネット上に掲載する宣伝を作るのが普通です。 建物や部屋の写真はプロなりセミプロの人が撮っているとは思いますが、そこに加工も加えて見栄えを調節するのでそこそこの画像が作られてその物件の宣伝として一般公開されます。

SNSの家探しコミュニティでも同じですが、クラシファイドに載っている宣伝には、この時の写真をそのまま転用して貸し出し時にも同じ画像を宣伝に使っている場合が多くあります。 売り出し時の宣伝は、ほぼ生活感のない画像なので実際に内見に行くと現実とは掛離れている可能性は高いのですが、「(何年前に入ったかは判りませんが) 入った時はこうだった」と言われたら反論しにくいですね。。

またこれらの画像は、売り出しの時の宣伝で一般公開されていたコンテンツなのでネット検索に出てくる事が多く、誰でもコピペが出来ます。

なので詐欺広告でも勝手にコピペして使われる事が多いかと思われますが、ネットで一般公開されていた画像だと画像検索で元のURLが出てくる可能性が非常に高くなるので、画像検索でファクトチェックするのは大切だと思います。


隣の高層マンション
郊外にあるモナッシュ大学の近くにはまだ市内にあるような高層マンションはまだ建っていません。。

実際に上記のクラシファイドの1つに載っている1BRで宣伝している物件があるのですが、住所はモナッシュ大学という郊外にある大学の近くなのですが、宣伝には部屋の写真が載っていて、窓の風景にはすぐ隣の建物だろうと思われる高層マンションの壁が一面に写っていました。

でも、記載されている住所の付近は高層マンションが全く建っていない地域なので土地勘がある人であれば偽りの宣伝とわかると思います

この部屋の写真をグーグルレンズで検索したところ (多くのPCブラウザで画像を右クリックするとネットで画像検索をするオプションがあるはずです)、メルボルン市内の高層マンション(の1部屋)という結果が住所付きで出てきて、角度的には別の部屋だと思われますが、窓一面から見える隣の高層マンションの壁は全く同じでした。。。

この宣伝も、実際には内見の出来ない詐欺物件の可能性が高いでしょう。。(画像は多分、過去のAirB&Bの宣伝からの流用かもしれません。)


別の宣伝では情報が異なる。。

宣伝によっては、同じ連絡先や住所で別のサイトに宣伝が出ている場合もあります。

それだけでは全く問題はないのですが、サイトによって情報が異なっている宣伝もあるのでそんな時は要注意です。


不動産屋の宣伝
不動産屋を通して3月25日から借りれる物件という事は入居してもそれまでに出ないといけない物件??

クラシファイドの宣伝には即日入居可能で、週$300のオウンルーム1BRと条件で掲載されていましたが、不動産屋(Biggin Scott)の宣伝として同じ住所で貸し出しの宣伝がでていました。

不動産屋の宣伝には、2BRとなっていて家賃は週$650。。。借りれるのは来月、3月25日以降 みたいですが、値段が違い過ぎます。。

そこそこ有名な不動産会社の宣伝なので後者が詐欺の可能性はかなり低いと思われますが、、、

不動産屋の宣伝
不動産屋の宣伝

可能性としては現在この物件に住んでいる人が空いている1部屋をオウンルームとして貸しに出していて、クラシファイドの情報は記入時の勘違いと言い張る可能性もありますが、それでも、3月25日以降は不動産屋を通してまるっと1件借りれる物件なので。。前者の宣伝は、なりすましの可能性が高いと言えます。。。


まとめ

ここ数週間クラシファイドの宣伝をみていていましたが、上の2つの宣伝は割と頻繁に最終更新日時が更新されてリストの上の方に動いていて、初めの宣伝は1日に何度も更新されていました。

更新頻度はまばらで、自動で更新されている雰囲気ではなかったのですが、毎日手動で更新する手間をかけているとなるとそれだけ収益が出ているのでは??と心配になります。

実際には被害が出ていない事を祈りますが、こういった宣伝が数多く野放しになっている印象も強く残ったので、「家探しのお勧め」で、クラシファイドサイトよりもSNSのコミュニティがまだ良く評価されるのは仕方がないのかもしれません。。



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