メルボルンの一部地域シャットダウン
オーストラリア国内でのCovid-19流行対策の為のの『シャットダウン ステージ3』からやっと『規制緩和のステップ1』がに始まったメルボルンですが、数日前から1日当たりに確認された新規の感染者数が数日間40人前後になっているとニュースになっていましたが。。。 昨日確認された新規感染者数は71人と、3ヶ月前の今年3月末時点と同じ数字でした。。。😞😞
CovidSafe 規制緩和ステップ
規制緩和の3ステップの枠組み (3-Step Framework for a COVIDSafe Australia) は、施行の日程や細かい規制は各州の行政の判断に任すという形で、にオーストラリア政府によって発表されました。 なので、5月の時点で新規の感染者数が少なかったいくつかの州ではCovidSafeスッテプ1が数週間後には始まり、現在はステップ2、7月頭にはステップ3が始まる予定になっています。
といっても、未だに効果のあるワクチンや治療法が見つかっていないので、まだ終わりでもなく、感染を広めない注意がまだまだ必要だと思いますが。。。
ビクトリア州の規制緩和ステップ1
でも、その時点で感染者数の増加が全く無くなった訳ではなく、5月末の時点では海外からの帰国者を隔離期間の2週間受け入れていたホテルで館内クラスターが発見されたり (📃7ニュース; 📃The Age)、メルボルン郊外でクラスターが発見されたりといった状態でした。
一日当たりの確認された新規COVID-19感染者数 (2020年 5-6月) [元画はwikipediaより] |
州政府は濃厚接触者の確認状況や実施されているPCRテスト数などを考慮してからステップ1に踏み切ったみたいですが、そのには『Black Lives Matter』のデモ集会があり、メルボルンを含むオーストラリアの各都市でシャットダウン後初めての大きい規模のデモ集会がありました。
個人的にはオーストラリア・アボリジニー(先住民)の権利や差別に関する問題に関連して再認識するのには大切なデモなのだろうと思いますが、当日は特に参加者全員がマスクをしてとか、ソーシャル・ディスタンスを守ったデモ集会でもなかった様なのと、数日後にCovid-19の症状が出て実は感染していたという参加者がいたり、数週間後には 集会が原因と思われる感染者が数十名見つかったという報道もあり、なんとも複雑な気持ちです。
その後も、 郊外のいくつかの地域で感染クラスターが見つかり、ステップ1が始まった当初はにステップ2への移行が予定されていましたが、予定日のにはにまでステップ1が延長されました。
からは州政府が感染者の多い特定の地域で『Suburban Testing Blitz』という名前で毎日1万人、10日間で10万人を目標にPCRテストを実施していて、各地に試験場を開設している他に、特定の地域では『Door-knocking (又はDoor-to-door)』というローラー作戦みたいな一般家庭の訪問試験も行っているそうです。
現時点では州内の検査処理能力の上限に達しているので、一部のサンプルを他の州に送って他州の検査施設の協力も受けている様です。
最近の新規感染者数の増加も、積極的なテストの結果で大きな数字になっているのかもしれませんが、のニュースでは24時間以内で64人の新規感染者が確認されたそうです。。
10地域のシャットダウン (最低でも4週間)
で、そのニュースの後()にビクトリア州政府からからメルボルンの次にリストする10の郵便番号の地域に最低でも4週間 (まで)の不要不急の外出禁止令が出ました!!
(の州首相の声明)
(の州首相の声明
[pdf])
3012 | Brooklyn, Kingsville, Maidstone, Tottenham, West Footscray |
3021 | Albanvale, Kealba, Kings Park, St Albans |
3032 | Ascot Vale, Highpoint City, Maribyrnong, Travancore |
3038 | Keilor Downs, Keilor Lodge, Taylors Lakes, Watergardens |
3042 | Airport West, Keilor Park, Niddrie |
3046 | Glenroy, Hadfield, Oak Park |
3047 | Broadmeadows, Dallas, Jacana |
3055 | Brunswick South, Brunswick West, Moonee Vale, Moreland West |
3060 | Fawkner |
3064 | Craigieburn, Donnybrook, Mickleham, Roxburgh Park and Kalkallo |
つまり、これらの地域では、日付が変わって木曜日()から『シャットダウン・ステージ3』に逆戻りになります。。
でも、これで、どうにかCovid-19がビクトリア州で終息する事を祈ります🙏🙏🙏。
- PCR検査を拒否する海外からオーストラリアへの帰国者がいるみたいですが、州によっては拒否すると2週間の隔離期間がプラスで10日間増える様に方針を変更したそうです。 (📃3AW; 📃ABC)
- 6月30日の時点でメルボルンで流行しているCovid-19はゲノム解析によると海外からの帰国者の検疫で使われているホテルで見つかったクラスターに類似するそうです。
- 検査にはオーストラリアで開発された唾液によるPCR検査も取り入れられているそうです。 (📃ABC; 📃SMH)
- 6月30日の時点でメルボルンの特定地域の訪問PCR試験で900人ほど人が検査を拒否したそうです。
- この時期、オーストラリアでPCR検査を拒否した場合、オーストラリアの法律(Biosecurity)上、国は拘束力や罰則を科せれるみたいですが、ビクトリア州首相は6月30日の会見中の記者の質問に「まだしない」と答えていました。
- ビクトリア州首相は、6月30日の会見で、今後状況が悪化する場合はビクトリア州全てをシャットダウンせざるをえない事にも言及していました。
追記
までに確認されたオーストラリアのCovid-19感染者の総数 (州別) [元画はwikipediaより] |
上はまでに確認された、州ごとのオーストラリアのCovid-19感染者の総数ですが、ビクトリア州の総数(濃青の線)が急激に増えているのが明らかです。
NSW州の総数(水色の線)もに急に増えていますが、これは新規の感染者ではなく、シドニーに停泊していたプリンセス・クルーズのルビー・プリンセス号上で過去に確認された感染者189人分が分のNSW州の感染者数に加算された為だそうです (📃news.com.au; 📃SMH)。
追々記
Covid19パンデミックの影響がオーストラリアで確認されて以降、オーストラリアのほとんどの州が他の州から、他の州への移動を規制しました。でも、ビクトリア州とNSW州間の移動は、経済的な影響もあってなのか、外出自粛期間中でも州境の移動規制はされませんでした。。
でも、 ビクトリア州での10の郵便番号の地域でのシャットダウン命令を6月末からのメルボルンでの感染者増加を受け、NSW州政府はのに『公共衛生命令 (Public Health (COVID-19 Interstate Hotspots) Order 2020)』を出して、ビクトリア州の10つの郵便番号の地域からなるCovid19感染ホットスポットからの移動を規制する方針に出ました ()。規制対象地域からNSW州に入った場合はNSWの住人でも2週間の自己隔離も義務付けられるそうです。
には2つの郵便番号を追加 (から有効 📃改正条項)。
には州境の移動制限の対象地域をメルボルン近郊に拡大 (から有効 📃改正条項)。
そしてにはビクトリア州政府は、からメルボルン近郊 (Metropolitan Melbourne と Mitchell Shire) を最低でも6週間の間、ステージ3のシャットダウンにする事を発表しました
(📃の州首相の会見)
(📃の州首相の会見
[PDF])。。。
6週間また STAY-HOME
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