簡易pH計でボカシ肥のpHを測ってみる
酸性らしいボカシ肥
家庭で出る生ゴミからボカシ肥を作る室内コンポスターについて以前記事『ボカシ? (屋内コンポスター』にしましたが、ネット上の情報には「ボカシ肥は出来たては酸性なので育てている植物の近くに入れてはいけない」と良く書いてあります。 実際にどれだけ酸性なのか測ったという情報は見つけられなかったのですが、一般的にボカシ肥は発酵が終った後ある程度の期間、地中に埋めたりして放置した後に、肥料として使われるみたいです。。。
でも、今住んでいる場所は一軒家ではないので個人用の庭もなく、ボカシ肥を埋めておく場所もありません。手持ちの植物は全てベランダで鉢植えで育ているので、これまで室内コンポスターからのボカシ肥は、そのまま植物が生えていない鉢の端に穴を掘って入れ、ボカシ肥の酸性度が薄まればと上から多量の水を流し込んで混ぜて使っていました。 幸い、突然植物が急成長した事はありましたが、ボカシ肥を入れたら鉢の植物が枯れたなどという悲劇はいまだに起っていません。
Gardman Soil pH Meter
で、先日、大昔、バニングス (Bunnings)というオーストラリアのDIY屋ショップで買ったアナログなpH測定器 (Gardman Soil pH Meter)を見つけたので、それで土のpHを測ってみたいと思います。
使い方
土に水を注いで混ぜた後、pH計の先っぽを差し込んで1分ほど待ちます。メーターの針が左に動けば動くほどpHが高いそうです。
仕組み
pH計の軸と軸の先端部が二つの違う金属になっていて、二つの金属の内部電圧差があるので液体に浸けると起電力が生まれて、液体中の電解質(イオン)が電気を運んで電流が流れて、液体中の電解質が多ければ多いほど本体部のメーターが動くという仕組みだと思われます。
素人的な疑問としては、液体中の水素イオン(H+)だけを測るpH(水素イオン指数)計というよりは、水素イオン以外のイオンをひっくるめた液体中の電解質を測る道具な気がします(pH計の軸の金属が何かというのも分からないのでイオン選択性の電極なのかもどうなのかもわからす。。。)。
ボカシ肥を加えるBefore-After
前置きが長くなりましたが、プランターの土にボカシ肥を混ぜるBefore/AfterでpHの違いを測ってみました。
左がボカシ肥が入る前のプランターの土で、右がボカシ肥を混ぜた後になりますが、両方ともpH=7付近を指していて、pH計が壊れているのかのごとく針が動いてません。。 でも、ボカシ肥を混ぜた方が微妙に左に動いています。
コメント
コメントを投稿